ワクチン接種の案内が届きました。
インフルエンザの予防接種も、みなさんもう始めているみたいですね。
私、インフルエンザの予防接種をしたことが数回しかありません。
3回 くらい?
注射はあまり好きではないので、上司から絶対にしろ! と言われない限りは
自分からは行きません。
なぜこんなに注射が嫌いかと言うと、
まだこんな私も赤ちゃんだった頃
予防接種に連れて行かれ、
「はい、手を出して」と看護婦さん、
何か素敵なものをくれると思ったのでしょう。
にこにこと、自分から手を差し出しました。
ところが!
その腕をむんずと掴まれ、
ん? 何なに? と思っているうちに
腕に何かを突き刺され、
痛いのもあったかもしれないけれど
それよりなにより
予想を裏切られた驚きと
「騙された」というショックから
火がついたように大泣きしたという過去。
(なんて、自分が記憶していたみたいに書いていますけど
もちろん、全く覚えていません。文章もぽろぽろ脚色してます)
その上、母がこの話をする時の主語が、弟だったり私だったりする。
なので、本当のことかどうか定かではないんです。
ですが、赤ちゃん予防接種あるあるですし、
兄弟だし、二人ともおんなじ反応をしたんだろうなあ、って思います。
そんなあやふやで本当かどうかもわからない過去の経験から
注射嫌いになった私です。
それ以降、ある時点まで、
注射を避けに避けて生きてきました。
(小学生の頃も、予防接種の当日うまく熱が出て、
注射せずにすみますようにと毎回毎回願っておりました)
ただ、大学の卒論執筆の季節にインフルエンザの型が2つ流行っていて、
見事に、両型とも続けてかかった、その時ばかりは、
予防接種しておけばよかったと臍を噛みましたけど。
そんな、ワクチンにあまり縁がなく、過ごして来た私なのに、
なんと、夫の赴任先の関係で
ワクチン5本を一度にうつことになってしまったのです。
名前からしておどろおどろしい。
1年目は、それらを月をあけて2回
翌年に1回
=2年で15本
初年度は、水疱と腸チフスも1回ずつプラスしたので計18本
あれだけ嫌いだったはずなのに、
ワクチンどれだけ体に入れてるんだか。
ちなみに、全部で8種類のワクチンを接種したのですが、
中でも特に痛かったのが狂犬病ワクチンでした。
熱こそ出ませんでしたけど、
腕全体が重だるくなって、持ち上げることができないくらい。
(これだけ注射したから、その分、腕が物理的に重くなっていたのかも?)
水疱のワクチンは、その頃まだ大人用が国内で承認されていなかったのかな
書類にサインをさせられたのを覚えています。
これだけの本数うつと、さすがの私もだんだん慣れてきて、
「左腕に3本、右腕に2本で。
あ、狂犬病ワクチンは左腕にしてくださーい」
なんて、まるで肉の焼き方でも指定しているみたいなノリ。
あれだけ注射が嫌いだったくせに、さすがにこの変わりようって…
そして、
この2、3年のワクチン接種ラッシュ
この流れで行くと、そのうち、ワクチン好きになってしまいそうで怖いです。