思い出
寝るのが大好きで 布団の中でうとうとするのが至福の時間 朝寝坊して良いとなれば、いっくらだって夜更かしできる だから早朝の空を見たことは ほとんどなかった 実家の2階にある寝室の窓は西向き 大学時代も西向きで 東京で働いていた頃は真南だった 子供…
ドイツ語レッスンの日 その日はひどい雨降りで 私は気分がちょっと滅入ってた どんな話の流れだったのか 「私は雨の日が苦手 何にもやる気にならないし 物事も捗らない これまで 雨の日にうまく行った試しがない」 ちょっと不貞腐れた感じで 言ったように思…
ホリーの乗馬クラブは ダブリン郊外の丘の上にあって 毎回バスで通っていた バス停から厩舎までは ちょっとした坂道 そこを越えると その先には 牧歌的な風景が広がって 綺麗な声で囀るお茶目なロビンや 道端の草花に目をやりながら のんびりと歩くのが また…
このところ 物騒なニュースなど流れておりますし これからは 各戸に防犯カメラ設置の時代になるのかもしれません 我が家も ダブルロックですが ここに住むまでは ずっとシングルロックでした そして、実家なんて、シングルロックどころか… 私の実家は田舎に…
美しい青を見たくて トルコのイスタンブールに 1週間ほど滞在したことがある トプカプ宮殿やアヤソフィア、スレイマニエモスクは 勿論素晴らしかったし 地下宮殿は幻想的だった 繊細な光に包まれる ブルーモスク リュステム・パシャ・モスクの 美しく繊細な…
大学時代 美術モデルのバイトをしたことがある 友人が教育学部美術科 彫塑教室に所属していて そのご縁で声がかかり もちろん 素人の学生ですのでね ヌードモデルではありません ちゃんと服着てます ただ、彫塑なので 絵画のモデルとは舞台設定がちょっと違…
昨日はバレンタイン・デーでしたね この一ヶ月ほどは どこにいっても 綺麗で可愛くて美味しそうなチョコレートがいっぱい 今年は私 新年からチョコレートづいていて 1月初めに山ほどのブラウニー 1月末には 音右衛門のショコラパウンド 2月に入ってからはユ…
今週のお題「手づくり」 私がまだ幼かった頃 着ている服の多くは母の手作りで 遊んだおもちゃのいくつかも 父が手作りしてくれた そんな二人の娘ならば 手作りの申し子であるに違いない と思いきや この私 二次元はまだましとして 三次元では 悪い意味で予想…
まちぼうけ は よくしたし 友達を待たせちゃったこともある♀️ 大学受験で東京の伯母の家に 何週間か滞在した時 地元の友達が ちょうど東京に来るというので じゃあ 会おうよ とハチ公前で約束をした 当日は なかなか寒かった 1時間待ったけど、来ない 電車…
昨日のお昼ごろ ふと 「春」をすぐそこに感じた 雪国に住んでいた子供の頃は 音で 春の訪れを知った 雪を踏み締める時の音が 濁音になり そのうち 屋根に積もった雪や 氷柱が溶けて ぽたぽたと雫になって音をたてる その音が聞こえ始めると そこから 季節が…
この頃 小説を読んでいない 手にするのも How Toモノがほとんどで その中に 時折 テキスト 幼い頃の私は そうではなかった 私は 小学校に入学したあたりから 一人で留守番をすることが多くなった 鍵は小学校には持っていかない 昭和の どの家にもあった(よ…
今週のお題「かける」 ・「駆ける」と「賭ける」で アイルランドで競馬観戦に行ったことがある ダブリンで通っていたステイブルのオーナー ホリーの 旦那さんは 北海油田の技師をしていて 競馬のジョッキーでもある その彼が ちょうど年に何ヶ月間かある休暇…
ホテルをチェックアウトして 日本行きの飛行機に乗るべく空港に向かう シベリア鉄道後半 コンパートメントが一緒になった 世界一周旅行中のカナダ人の若夫婦とは 空港でまた会おうね と約束している (日本での宿泊先を決めていないというので 「うちくる?…
列車は とうとうハバロフスクに到着した これで約一週間 お世話になった シベリア鉄道ともお別れ アレクセイとミーシャの二人と 別れのハグをして コンパートメントで一緒になった カナダ人の夫婦と一緒に まっすぐホテルに向かった なんたって、一刻も早く…
にぎやかなシベリア鉄道の車両が 時折 しんっと「孤独」に包まれることがある 聞こえるのは 列車を線路とが触れ合う 規則的な音だけ 窓の外に目を向ければ 見渡す限りのタイガの森が このまま終わることがないのではないか と思うくらい ずっとずっと続いて…
シベリア鉄道にはいろんな人が乗ってくる 始発から終着駅ひとつ前まで 乗りっぱなしだったのは 私だけ みんな一泊から二泊くらいで 降りてしまうけれど 車掌さんたちも含め 彼らとの交流がシベリア鉄道の 一番の思い出になった 新しい乗客が乗ってくると 古…
シベリア鉄道に車掌さんは2人 (もしかしたら他の車両には 別の車掌さんがいたのかもしれないけれど) シベリアからハバロフスクまでずっと同じ人だった 今でも二人の名前を覚えている 一人は昼間担当の 小柄で落ち着いた アレクセイ そしてもう一人は夜間担…
さてレニングラード(サンクトペテルブルク)から 世界最長の路線(約9300km )を誇る シベリア鉄道に乗車して ハバロフスク(モスクワから約8500km)を目指します ちなみに シベリア鉄道の終着駅は日本海沿岸のウラジオストック ただし、私が旅行した時は …
モスクワからレニングラード(現在のサンクトペテルブルク)へは 寝台特急「赤い矢号」に乗って8時間ほど 日の暮れた駅の構内は肌寒かった 寒いのとお腹が空いたのとで 駅中の売店でピロシキを買い 本場の 具がたっぷりあつあつのピロシキを はふはふ言いな…
とうとうモスクワに着いた ここからの行程は全て 事前に購入したバウチャー通りに 動くことになる 「この町 楽しいから もっと長く滞在しちゃお」 とか 「時間ができたから 一足早く次の町に行っちゃおう」 なんてこれまでみたいな 自由気ままはご法度 モス…
クラクフからワルシャワを経由して モスクワへは寝台列車で向かった コンパートメントには若夫婦と私の3人 奥さんは 食料品をたくさん持ち込んできていて ピクルスやクッキーを次から次へと勧めてくれる 旦那さんがバッグから乾電池を出してきて なんでもい…
ベルリンからハンガリーのブダペスト そして チェコのプラハへ 久しぶりに名所旧跡を散策し 観光らしい観光を楽しんだ ブダペストは現地の旅行ツアーに参加して アメリカ人の陽気さとお喋りパワーに圧倒され プラハでは ミュシャ(ムーハ)のステンドグラス…
今週のお題「試験の思い出」 ヨーロッパ話をちょっとおやすみいたしまして 今回はお題「試験の思い出」について書かせていただこうと思います ある夏のこと 仕事に間が空いたこともあって ふと絵を描きたい と思った私 絵を習おうと 行ったところが (何を勘…
<これは 私がまだ若かりし頃 ずーっと昔のお話です> ウィーンで声をかけられて まさか 売り飛ばされるなんてことはないよね と ちょっとドキドキしながら向かったB&Bは とっても居心地が良く ちょっとホームシック気味のおばさんは 一人旅の怖さを垣間見た…
<ウン十年前、まだ若かりし頃のお話です> パリから逃げるようにして電車に飛び乗り ウィーンに着いた頃には 夜になっていた 唯一ありがたかったのは 暗いがため パリの時みたいに 建物に圧倒されずに済んだこと 宿は 現地でどうにかしようと思って 予約し…
<ウン十年前、まだ若かりし頃のお話です> モントリオール空港を夜にでて パリのシャルル・ド・ゴール空港に翌日早朝についた 平日だったこともあってか 乗客は旅行慣れしたビジネス客ばかり 飛行時間は6時間くらい ほとんど寝ていた 着いたのは早朝 空港に…
<ウン十年前、まだ若かりし頃のお話です> 春には日本に帰国する カナダの厳しい冬を過ごしながら さてどのルートを使って帰ろうか と考えた 選択肢 1つ目は 来た時と同じく アメリカ大陸上空から太平洋を飛行機で飛び 成田空港 2つ目は 大西洋経由でヨーロ…
カナダ東部に位置する地方都市 モントリオールに1年ほど住んでいたことがある 冬季オリンピックが開かれたこともある、冬の寒さの結構厳しい地域 (ちなみに ちょっと怖目のアイキャッチ画像は オリンピックスタジアムです なんか未来都市みたい ^-^) モント…
東京で勤めていた頃 会社の保養所を借りて 友人と週末を過ごした事がある それは房総半島の先っちょに建つ マンションで 畳敷の2部屋と ダイニングキッチンの3部屋 昼間はみんなで鴨川シーワールドやマザー牧場を観光し 夕方には温泉を堪能 夕食は 鍋にする…
馬の歯って、なかなか大きいです 馬の種類にもよるのかもしれないけれど 大人になると長さ7cmくらい で、ちょっと前方に突き出ています 似顔絵の明石家さんまさん みたいな そして、案外数があるんですよ 奥の方までずらずらーっと生えているので 牡と牝とで…